雨を望む

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もう何も見えない 何も聞こえない 窓も無い明かりも無い部屋で一人佇む 最期の空は何色だろうか?ここから上を見上げてもそんなことは分からない 願わくば雨が降っていて欲しい どうか何よりも自由な空よ 涙など枯れた俺の代わりに泣いてはくれないか? 出来る事なら かつて俺が愛した者の頬をも濡らしてくれないだろうか?
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