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元魔王の俺
「嫌!離して!」
「くそっ、大人しくしろ!」
「どうする?久しぶりの上玉だぞ」
「そうだな俺達の相手してもらおうぜ」
トンッ。
「あっ、なんだ、お前」
そこには学ランを来た少年が立っていた。
「ここ、俺が通る近道なんだよね」
「それがなんだよ。子供はさっさとあっち行ってろよ」
「ププッ、お兄さん達の方がよっぽど子供だよ」
「舐めんじゃねぇーよ!!」
1人の男性が少年に向かって殴ろうとした。
でも、少年は次々と避けた。
まるでどっから来るか分かっているかのように。
「な、なんだよ...こいつ、全然当たらない」
「もう、終わり?じゃ、俺が次、行くね」
少年はそう言うともの凄いと早さで男性の懐に入り強く襟を持ち男性を地面に叩きつけた。
「...次はそっちのお兄さんかな」
「ひっ!」
もう1人は逃げて行った。
「あの、ありがとうございます」
「いえ、ここは危ないので気おつけて下さいね」
「はい!」
女性は頬を赤らめながら走って行った。
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