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「この1個残っている萎んだ風船をわしに貸せ!!
わしが今度、風船を膨らませたる!!」
右コンは取っくみあい中の左コンから萎んだ風船を奪い取ると、息を吸い込んでその風船を膨らませた。
ぷぅ~~~~~~~~~~!!
「あーーーっ!!右コン兄ちゃん!!私より上手に大きく風船を・・・
あれ?この風船・・・穴が・・・」
しゅ~~~~~~~~・・・
パァン!!
「ぎゃん!!」
見詰めていた膨らませた風船がいきなり割れた右コンは、仰天して何度も謝った。
「すまん!!すまん!!すまん!!すまん!!すまん!!俺も風船をふくらますのが・・・」
「いいのよいいのよ!!この風船、ゴムに穴が空いてたの。
右コンさんが膨らませた風船の穴が大きくなっちゃって・・・」
「左コン!!何でそれをわしに知らせなかったんだぁ?!」
「す、すいません!!」
「すいませんで済んだら・・・!!」
ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!
また兄妹妖狐は、お互い取っ組みあいの喧嘩をおっ始めた。
ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!ぎゃん!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!かっ!!
その時だった。
偶然にも右コンと左コンは、取っ組みあいのポーズが、2匹ともすっかり忘れていたポーズ・・・を衝動的に・・・?!
「妖気。」
「発。」「動。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
「あれ?」「これってなんだっけ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
「あっ!!」「思い出した!!」
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