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翌日の月曜も、仕事を早めに切り上げ、いや、途中で投げ出し、佳子の元へ向かった。
「大丈夫なの? 仕事」
「ああ、まぁ……ね。で? 今日診察あったんでしょ」
「順調に回復してるー。おかげさまで。
やっぱり二週間は入院になりそうだけど……」
「お……そっか。あっという間に元通りだね」
……俺達も元通りになるのだろうか……このまま。
──その時、病室のドアがノックされた。
「誰か……来たみたいだし、俺、行くわ」
「あ、うん。ありがとう。今日も。本当に無理しないで。大丈夫だから」
「ん」
随分、面会時間ギリギリだな。時計を見て、そう思うと、ドアから物凄い綺麗な男が入ってきた。
ふと、佳子が同じ部署がイケメンばっかだと……言っていたのを思いだした。
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