第1章 幼稚園の頃の話し

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辛くて泣いてばかりの幼稚園時代でしたが、どうしても親には同じ年代の子達や先生から不遇な扱いを受けていたということを言えませんでした。 子供ながらに両親に心配をかけたくなくて、イジメられていることはずっと言えなかったです。 後にある程度年齢を重ねてから、ふとした事がきっかけで、実はあの時という風に両親にイジメられていた事を打ち明けると、激怒されました。 「何故その時に言ってくれなかった!!」と怒鳴られたあと、「でも、長く一緒にいながら、○○が辛い思いをしていたのに気付いてあげられなくてごめん、親失格だ」と悲しげに言いました。 確かにイジメられていたのは辛かったけど、僕自身両親を悲しませたくありませんでした。 自分が我慢すればよいと思っていました。
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