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「レシートとかなにか、保証書などはお持ちではございませんか?」
おじいさんはそう言われて思い出したようにまた鞄を探りだしました。
「あった! これや、これ!」
「お客様……」
店員の表情から、明らかに笑顔という文字は消えていた。
鞄から出されたレシートの束。
どれをみても、どこかの酒屋のものばかりだった。
ビール、焼酎、日本酒。明細はもちろんアルコールばかり。
初めから気になっていたおじいさんの酒臭い匂いが、ここにきて一層強くなったように店員は感じました。
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