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「すっ好きになるのに、先も後も関係ないでしょ! あっ愛情で大事なのは、深さなんだから!」 「そうですね。オレは先輩に深く愛されていますしね」 「なっ!? あっあなたって人はー!」 ポカスカ叩かれるも、痛くない。 「んもうっ! …副委員長に任命したのは、あなたが年不相応にしっかりしているから! こっ恋人に選んだのは…」 真っ赤な顔で眉をしかめながら、彼女は言った。 「うっ運命かな?って思ったからよ」 「運命?」 「そっ。だって出会い方、ある意味フツーじゃなかったでしょう?」 「…まあそうですね」 天気が不安定な日に、普通の人は訪れないであろう山登りをして、出会ったのだから。     
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