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「……なあキョウコ。可変機能ってなんのことだ？」
拓は率直な疑問をキョウコにぶつけた。するとレーズが目を見開いて怪訝な顔をした。
「アンタ何言ってんだい。やっぱり怪しいね。スパイがとぼけてるんじゃないのかい？ これで突騎兵って本当かね」
レーズがじろじろと顔を見始めたので拓は黙った。
「だから、ライダーからバスターへの変形機能のことだよ。何度も説明したじゃん。タクは忘れっぽいね。事故にあったからしょうがないね」
「なんだいそれ。記憶喪失ってのかい。本当かねえ。まあどうでもいいね」
キョウコの言葉にあきれたような顔をして、レーズは引き下がった。
「他にもいろいろ説明したいことがあるけど、とりあえず食事に行こうよ。細かいことは後でね。じゃあねレーズ」
キョウコに連れられて拓は整備工場を去った。
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