プロローグ

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俺には彼女がいる。 要領が良くて、何をやらせても器用にこなす器用貧乏。 更に学校内で彼女の知り合いは不特定多数いる。 要するに人気者である。 そんな彼女"山岡秋穂"は冴えない俺にこう告げた。 「海原くん、」 「……ん?」 「お腹空いたからチョコ味の栄養食食べるんだけど海原くんも食べる?」 「……は?」 良い忘れていた。 彼女はとんでもないほどの "自由人"である。
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