指輪

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そんな時、私はオカルトサークルの募集の貼り紙を見つけた。 「オカルトサークル?へえ…。」 私は元々オカルトに興味があった。 オカルトサークルか。 暇だし…入って見ようかな? そして私はすぐにオカルトサークルに入部した。 貼り紙に書いてあった場所へさっそく向かった。 そしてノックをし、ドアを開けた。 「…失礼します。今日からこちらのサークルに入部します。 山田…」 その時 「「あ」」 声が揃った。 「山田?」 「谷君…。」 デスクで谷君が本を読んでいた。 「谷君…。」 「入部?」 「あ、うん…。今日から。えっと谷君だけ?」 「あ、いや何人かいるけど皆幽霊部員。 今は俺だけ。」 「…そうなんだ。」 今は谷君が気になる存在の私は内心ドキドキしていた。 「まあ、とりあえず宜しく。」 「う、うん」 そして私と谷君のサークル活動が始まった。 とはいえ、谷君の言った通り部員は、ほとんど私と谷君の2人だけだった。
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