6人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
私は地元の権力者の家の一人娘。
欲しいものはなんでも手に入るし、誰もが私の言うことを聞いた。
私には常に、私の言うことをきく取り巻きがいたけど、それだけでは面白くなくて、生涯を通して騙して傷つけ続けられる玩具を見つけた。
それが白石 恵。
馬鹿な恵は、私が心から信じられる友達が居ないと言って近づいたら、簡単に騙された。
仲良くするうちに、恵が、私のお気に入りの佑磨事が好きだと気づいた。そして佑磨もまた、恵の事が好きだと気づいた。私はバレンタインも近いし、恵に、佑磨に告白するように勧めた。馬鹿な恵は、それが私の仕掛けた罠と気づかずに、思い通りに佑磨に告白した。
そして、私に言われた通りに佑磨は、恵を立ち直れないくらいの酷い振り方をして、私はそれを動画に収めて拡散した。
恵は学校に来れなくなり、私はそんな恵を心で嘲りながら、慰めた。転校して祖母の家引っ越した後も、連絡を取り合い、佑磨に仕返し(あの子は『お返し』と言っていたけど)をしたいという恵に協力した。
復讐を果たせば、きっと恵はもう佑磨に近づかない、佑磨また、恵への想いなんて消えるし、大勢の前で恥をかき、責められて、弱った佑磨は今度こそ私の手に落ちる。
佑磨との熱愛ぶりを見せつけて、将来は佑磨との結婚式を見せつけて、恵ももっと傷つけて痛めつけてやる。
私は今後の展開が楽しみすぎて、笑いが止まらなかった。
最初のコメントを投稿しよう!