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一章:ValentineDay
「三神くーん!ちょっといいかなー?」
「うん、勿論!」
俺は三神 侑翔(みかみ ゆうと)。学年トップクラスの成績、性格はドM。ジ〇ニーズも青ざめるほどのイケメン、運動神経も抜群。
しかも日本トップの進学校、私立清詔高校特進科に通っている。
普通科三年で去年のミス清詔の小早川 遥(こばやかわ はるか)に呼び出されて屋上へ。
「受け取ってください!」
差し出された物は明らかにブランドもののチョコレートだ。
「ありがとうございます。」
「好きです!」
思い切りキスされ、首元にキスマークを付けられた。そしてドンッと押し倒された。
背中に鈍痛が響く。
「やめてください、先輩。俺は先輩の事何とも思ってませんから。ただ、お返しはきちんとするので待っててください。」
彼女は俺を屋上から突き落とそうとした。
「やめろって言ってますよね、先輩。言うこと聴けないんですか?先輩。いくら先輩だからって何をしても許されると思っているのなら間違いです。正気に戻れよ先輩!」
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