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「「ゆっきっとー!!」」
「あのもj・・・花開院君ってどんな子なの?」
「うんうん。超気になる!!」
SHRが終わってすぐ、双子が俺の席までやって来た。
・・・やっぱ来ると思った。
2人共かなり好奇心旺盛なタイプだもんな・・・。
「本人と話してみれば分かるぞ?・・・おーい、黒羽ー!!」
「何や雪兎!!」
名前を呼べば、背後に花を咲かせながらこちらに向かって来る黒羽。
うむ、可愛い。
俺の従兄は毬藻でも可愛い。
後で思う存分撫でさせてもらおう。
「この2人が黒羽と話してみたいって。」
「そうなん?・・・改めて。俺は花開院黒羽や。雪兎とは産まれてからずっと一緒だったんやで!!」
「そうなの!?小さい頃の雪兎って可愛かった?」
「可愛かった?」
「そらもうむちゃくちゃ可愛かったで!!ちっさい頃は『くりょはー、くりょはー!!』言うて俺の後ろをt「アーアーアー!!」・・・ちょ、雪兎!!また邪魔しおって!!まだまだ話し足りんわ!!」
「恥ずかしいからやーめーろー!!」
くりょはって言ってたのは3歳くらいまでだし!!
ていうか俺は可愛くありません!!
可愛いのは黒羽です!!
「だいたい黒羽だって俺のこと『ゆきー!!ゆきー!!』って呼んで、俺がいなくなったら泣きながら探しt「ワーワーワー!!やめんか雪兎!!」・・・ふんっ。俺のことバラした罰だ!!」
「しゃーないやん!!ちっさい頃から雪兎はむちゃくちゃ可愛かったもん!!」
「それを言うなら黒羽だし!!昔から超可愛かった!!」
「いーや、雪兎の方が可愛い!!」
「黒羽の方が可愛い!!」
「雪兎!!」
「黒羽!!」
「雪兎!!」
お互い一歩も譲らずに睨み合っていると、横からぶはっ!!と息が漏れるのが聞こえた。
双子が同時に吹き出したらしい。
「面白いなー!!」
「うんうん。2人共、息ピッタリ!!」
「「俺、黒羽のこと気に入った!!」」
・・・おおっと!?
黒羽に双子フラグが建ったぞ!?
腐男子的にはニヤニヤするけど、黒羽にはナツがいるからな・・・。
はっ!!
他の男を惹き付ける黒羽に対して嫉妬に狂ったナツがお仕置きセッとかやったら最高じゃ・・・!?
よし。
放置しよう。
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