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すると野良イヌが僕の前に現れる。
そして、僕を咥えた。
「おいボウズ。
俺がこのまま力を加えるとどうなると思う?」
僕は、何も答えない。
僕は死ぬのだろう。
このままこの犬に殺され食べられるのだろう。
「じゃぁな!」
犬は、そう言ってアゴに力を入れた。
ガリっと大きな音が鳴った。
でも、犬は何かに驚いて吠えながらどっかへ走っていった。
僕は下を見る。
するとそこには、犬の牙が転がっていた。
そっか。
僕の首輪の金具にあの犬の牙がひっかかったのか。
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