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そして、2人は浴室に向かっていった
一「…俺も入ってねぇと、前みたいにコイツにキレられても困るしな…」
思い出すだけで、こめかみが痛ぇ……。あの蹴りは強烈だったぜ…
一「本当、寝てたら年相応なんだがなぁ…」
そんな風に呟いていると
セラ「…はじ…め………」
一「え??」
セラ「スー……スー…」
一「……」
何だったんだ…?寝言……??夢でまで俺に文句言ってんのか?コイツ…
一「…全く、夢でまで俺に文句言うなよ」
少しほっぺをつつく
セラ「ぅうん……」
一「さて、俺も風呂の準備だけしとくか」
ある程度時間が経ち、2人が風呂から上がる
リリ「お待たせしました。いやー、水浴びではお風呂って感じじゃないですからねー。やっぱりお風呂は良いですねー」
一「お帰り。そうだな、やっぱ風呂は良いよな」
ハル「…入っておいで」
一「あぁ、じゃあ入らせてもらうとするか」
ハル「…ん」
そして、俺も風呂から上がり就寝。明日は多分、朝からセラが風呂に入るだろうから近寄らないようにしよう。次は本気で殺される…
朝日が昇り、目が覚める。一度、伸びをして起き上がる。セラを寝かせたベッドを見ると、セラの姿はなかった
一「…うん、やっぱりな」
アイツも流石に水浴びだけじゃ満足出来ないだろうからな。風呂は入るよな。近寄らんとこ…
リリ「……んん…一さん…もう起きたんですか?」
一「起こしちまったか?」
リリ「いえ……セラさんは…」
一「多分、風呂だろ」
リリ「なるほど……」
一「まだ眠いなら寝てて良いんだぞ?」
リリ「いえ、起きます…。セラさんも起きてるみたいですし」
一「ハルは寝てるぜ?」
リリ「一さんは私に寝て欲しいんですか??」
笑いながらそんなことを言ってきた
一「寝て欲しい訳じゃねーけど。眠いなら寝ててもバチは当たらねーって事だよ」
リリ「ふふ…」
リリと話してると
セラ「あら?あんた達もう起きたの?」
一「おはよう」
リリ「おはようございます」
セラ「えぇ、おはよう。一」
一「ぁん?」
セラ「今回は覗かなかったわね」
いつもの人を馬鹿にするような笑いで何言ってやがる
リリ「の、覗いてたんですか!!?一さん!!」
一「覗いてねーよ!!アレは事故だ!!!」
セラ「はいはい」
くっそー……
一「と言うかセラ」
セラ「何よ」
一「お前、夢でまで俺に文句言ってんのか?」
セラ「はぁ?」
一「お前寝てた時、俺の名前呼んでたぞ」
セラ「そんな訳無いじゃない。何で私がアンタの夢なんか見なくちゃならないのよ。馬鹿じゃないの?」
一「………」
何でここまで言われなくちゃならんのだ??俺は……
ハル「……んん…。みんな早いね…」
目をこすりながらハルが起床
一「あぁ、悪い。起こしちまったか?」
ハル「…大丈夫」
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