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歩き始めて、スライムやゴブリン。デカイ蟻の魔物。名前はフォルカって言うらしい、と戦闘になったが楽に倒せた。俺もゴブリンだけだが、倒せた。凄い進歩だ、素直に嬉しい
リリ「本当にメキメキ上達しますね、一さんは。初めの頃が嘘みたいです」
一「ほ、褒めすぎだろ?」
顔、嬉しさで紅くなってないだろうか??ニヤけてないだろうか??
ハル「…すっごいニヤけてる」
リリ「よほど嬉しいのですね」
なぁぁぁ!!!!!?ニヤけてる!!!!!?そんなニヤけてる???
一「っっ……」
ハル「…あ、今度は紅くなった」
リリ「ふふふ……恥ずかしいのですねぇ」
先生!!2人が俺を弄ってきます!!!先生なんか居ねーけど
一「う、うるさいな……良いだろ!嬉しいんだから!」
リリ「ふふふ」
ハル「…」
リリは口に手を置き、クスクスと笑う。ハルは軽くパチパチと手を叩く
一「なんか子供扱いしてないか?2人とも」
ハル「…してない」
フルフルとまた、首を振る
リリ「してませんよ~?」
しかし、またクスクスと笑う
一「………」
絶対、何かしら不名誉な事を思われている気がする…
ハル「…あと少し。頑張ろう」
一「…。それ聞いたの何回目だ?」
リリ「35回ですね。そのうち30回は、一さんが聞いていますね」
一「ソコまでの情報は要りません」
リリ「ふふふ……」
本当に楽しそうに笑いやがって。リリめ……
ハル「…あと30分程度、歩けば着く」
一「やっとか…」
リリ「やっとですね」
魔物と何度か戦闘をしたって言ったが、戦闘以外はずっと歩いてる。時間にして…おおよそ、2時間ってところか?俺も歩けるようになったものだ
ハル「…ソロソロ見えてくる。ほら」
丘のような所を登り切って、ハルが言う。そして見ると
一「っ…………!」
あっけにとられる。遠くから見ても広いことが分かってしまう。なんだ……あの異常なデカさ………!
リリ「すごく………大きいです…」
一「………」
ツッコまんぞ。俺は絶対にツッコまんぞ!!!絶対にだ!
ハル「…あそこ」
一「デケぇな…………何人くらい住んでるんだ…」
ハル「…数万人は暮らしてると思う」
一「はは……規模がデカすぎて、イメージ湧かねーよ…」
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