権力ゲーム

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権力ゲーム

このゲームはいきなり始まり、静かに終わりを迎えようとしている。 「真実とは…」 『権力ゲームを行ってもらう』 いつもどおりの日常。学校に行って、授業して、友達と話しながら帰宅。いつもどおりの日常で1日かまた、終わると俺は思っていた。 しかし、ある男たちによってその日常は打ち砕かれた。 「権力…ゲーム?」 教室内は静寂を掻き消すかのように話し声が飛び通う。謎の男たち(黒い軍服?を着ている)は話しを続ける。 「そう、権力ゲーム。我らは【政府】。お前たちは【国民】。それぞれのグループに別れよ。」 「はぁ?何言ってんの?先生は?不法侵入だろ?」 あいつは確か、この学級のリーダー的存在の…松山だったな。少しいらついてるな… 「グループを作れ、そう発言したのだが」 「うるせぇよ!なにが権力ゲーム?だったか…。そんなもん俺らがなんでしないといけねぇんだよ!」 「ルールを説明する。席に着け」 謎の男たちは松山なんて見えませんって感じ… 「ルールいいから、出て行けってんだ!!おい、先行は何処よ!!??」 「…反逆者とみなし松山剣【死刑】」 は? 「は?」 謎の男たちは銃を構えた。さも当然とでも言いたげに。そして松山は撃たれた。文章では淡々としてるがこれは2秒くらいの出来事だ。撃たれてからまた2秒経った頃に女子の悲鳴が響き渡る。 何が起きた? 頭の中では整理が追いつかない。見てるだけじゃ…なにも。 全員逃げようとするが扉が開かない。 「なんでだよ!!」「開けて開けて開けて開けて!!!」「いやぁぁ!!」「おかぁさん!!」 「静粛に」 人を殺したとは思えない淡白な声。皆そちらを見る。じゃないと同じ目に合うと脳が判断したんだろうか? 「…今から【権力ゲーム】のルールを説明する。時間が無いので今から口を開くものには罰を与える」 皆声を抑えた。もちろん俺も。松山が、いや、松山だったものが虚空を見つめている。泣いてる者がいる。混乱してる者も、怒っているものも。それが普通なんだろうな。そう、普通。じゃ俺は何なんだ? 「…それではルールを説明する」 なぜこんなにも 【興奮】 している?
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