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お医者さんはそれを反対したのですが、うちの親が強行して、お医者さんの見守りのもと、転校することにしました。
結果としては、それは、失敗だったのですが、というよりも、悪化してしまったのですが、私として、良かったこともありました。
病院内にある学校で、勉強をしていて、ほとんど塾と言いますが、個人授業みたいな形で、友達と言っても、病院にいる人たちだけで、ずっと、一緒にいてくれる人はいませんでした。
だから、学校は、私の憧れでした。勉強する仲間がいて、一緒に食事をする仲間がいて、そして、一緒に遊ぶ仲間がいる。
それが、小林さんでした。
だから、言い出せなかった、というのも、変な話ですが、私はつい、このことを隠してしまいました。
私は、心臓の移植をしなければ、ならなくなったそうです。いつ、手術のための、心臓が届くか分かりません。その日をずっと待っています。病院にいる限り、医者は来てくれると思うのですが、やっぱり不安です。体調が、優れません。
もし、私の希望が叶うのならば、もう一度、最後になる前に、私に会ってはくれませんか?」
返信、お待ちしております。
だから、やっぱり、嫌いなんだ。
「成功しますように」
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