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「姉貴のクラスで流行ってる事って何?」
「突然だな!弟よ、よくぞ聞いた。今まさに答えんが為の流行がある」
「何で雄雄しく言うんだよ!ってか気軽に聞いただけなんだが」
「気軽とはまた軽薄な!軟派な男児に育ったな、愚弟よ」
「、、、、、、、、言い過ぎだろ!ってか今時そんな言葉づかいする奴いないよ!」
「流行っている事、それすなわち”ネコ猫バンバン”なり!!」
「ネコ猫バンバンが全然わかんない。ってか何時までその喋り?」
「無論、生涯に一片の悔いを残さんまでよ!!」
「そうなってきたらもうただの世紀末覇者だろう、ネコ猫バンバンって何」
「ネコ猫バンバン。それはまさに闘志の魂、おのが拳に乗せた夢・希望・野心の奪い合いで有る」
「全然わからん。拳って事は何かボクシング的な事?」
「貴様は何を聞いていた!ネコ猫バンバンとはそのような野蛮な争いでは無い!」
「じゃあ何だって言うんだ、ちゃんと教えてくれよ」
「それ即ち、拳を大地に突き刺し!闘志の魂を奪い合い力を試す場である!」
「だから全然わかんねぇよ!大地に拳突き刺すの!パワーゲ〇ザーじゃん」
「誰が格闘ゲームの話をした愚弟よ。愚かな、貴様と姉弟である事を恥じたい。いや縁を切って今から貴様は経験値だ!!」
「倒される感がヤベェ。何なんだよ!ネコ猫バンバンって!もう夜も寝れないよ!」
「貴様のような物わかりの悪い者でもコレを見れば理解できよう。さぁ恵んでやろう」
「何これ。ただの猫カルタかよ!!」
その日、ネコ猫バンバンに弟がハマった事はまた別の話である。
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