0人が本棚に入れています
本棚に追加
僕のお爺ちゃんはつい先日亡くなりました。凄く幸せな人生だったかどうかはわかりませんが、最後は家族が誰が誰なのかわからない状態で亡くなった。
堅物で曲がった事が大嫌いで、でも笑うとかわいい人で、人から恨まれる様な人ではなかった。僕自身も怒られる事が多かったが、大好きなお爺ちゃんでした。
僕はお爺ちゃんが亡くなった時、お婆ちゃんにこんな事を聞いたのを覚えている。
お爺ちゃん幸せだったかな!? お婆ちゃん寂しくない!?って
その時、お婆ちゃんはこんな事を僕に言ったんだ。
お爺ちゃんはね、幸せだったと思うよ。 少なくともお婆ちゃんはお爺ちゃんと過ごした思い出は忘れないし、幸せなひと時だったと。
僕は、お婆ちゃんの顔を見た時、本当に泣きそうになったと同時に凄く羨ましく感じた事を覚えている。
そして、お爺ちゃんのお葬式の時、今まであまりお爺ちゃんの事を話さなかったお爺ちゃんの息子、つまり僕の親父がお爺ちゃんの事を話し出した。
最初のコメントを投稿しよう!