それは、違うよね……?

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柳先輩   「はい!」 蓮 赤城  『ありがとうございます!』 柳先輩   「開けてみてー!」 ――ガサガサ―― 蓮     「本?」 赤城    「……まさか……。」 柳先輩   「お前らさー、黒木に対して奥手すぎなんだよ。もっとさー、ガッツリいっても良いと思ってさー。…で、俺イチオシのBL文庫買ってきたから、読んで勉強しろよ。」 赤城    「いや、でも変に思われたら、逆に嫌われる…」 蓮     「おー。スゲーな。挿絵マジでエロいわ。想像以上な感じする…。」 赤城    「何でお前は、乗り気になってんだよ。そんなことしたら、間違いなく嫌われて、声もかけてもらえないぞ。」 柳先輩   「まーまー。友達止まりなら、ある意味で特権だけどさー、やっぱり好きな気持ち抱えたまま友達で居るの辛くない?」 赤城    「……まぁ………でも………。」 蓮     「柳先輩、黒木も同じものなんですか?」 柳先輩   「あー……えーっと……まぁ、良いじゃん!早く勉強しろよ!てか、早く帰れよ!今日俺と黒木が、鍵当番だから。」 ――バタン―― 柳先輩   「…………よし!」
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