それは、違うよね……?

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蓮    「…………なんか……よく聴こえない……。」 赤城   「……まぁ、ドアが分厚いせいもあるし、黒木の騒ぐ声も聞こえないし……。」 蓮    「………何やってんだろ……?」 赤城   「………静かすぎて、尚更怪しいんだけど………。」 峰先輩  「お前たち、何してんの?」 蓮    「びっ…くりしたー……!!」 赤城   「み、峰先輩、背後から低音ボイスで来ないでくださいよ……。」 峰先輩  「別に、驚かすつもりなんて、無いんだけど。普通なんだけど。」 蓮    「……変に、心臓が震えた……。」 峰先輩  「何でコソコソしてんの?ってか、柳は?いつもお前らといる黒木は、どうしたんだよ?」 赤城   「……それが……ですねー……。」 峰先輩  「……蓮、その手に持ってる本、何?」 蓮    「…こ、こここれは………。」 峰先輩  「表紙だけ見せろ。」 蓮    「……………はい…………。」 ~~大学生物語「友達と先輩お前は、どっちを選ぶんだ?」~~ 赤城   「………蓮、表紙見て気付くだろ……アホ……。」 蓮    「………気付かねぇよ……普通なら……。」 峰先輩  「はぁ~。……だからだな……あのバカ……。」 赤城   「………え?」 峰先輩  「この本を選んだのは、柳だけど、その他にも色々なパターンのを選んでいたんだよ。それなりに、俺が調べて。」 蓮    「えええぇぇぇ!!??じ、じゃあ、峰先輩も、黒木の事を妄想…」 峰先輩  「お前と一緒にするな。俺は、そこまで酷くない。」 赤城   (……酷くないって……ちょっとは、意識してるんじゃ………。) 峰先輩  「もし、この小説通りにいけば、もう食われてても……まぁ、無理だろうがな。」 赤城   「え?」 峰先輩  「そんな現実的に、上手くいくはずないだろ?…それに、柳は、あれで結構マニア的だからな。」 蓮    「………マニア………マニア………SM的な…」 峰 赤城 『だから、お前と一緒にすんな!』 赤城   「……マニアって……どんな感じなんですか?」 峰先輩  「引くなよ?」 蓮 赤城 『………はい………。』 峰先輩  「小動物マニアだよ。」 蓮 赤城 まんま黒木じゃねぇーかーい!!
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