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伝える……じゃあ、わがまま言ってやろうじゃないの!
鼻息を荒くしながら、神様目掛けて口を開けた。
「私は新しい人生でも、自分のやりたいことをして生きたいです!」
そうキッパリ言ってやると、神様はキョトンとした表情で私を見たかと思うと、頬を掻き少し困ったようにため息をついた。
「仕方ない……そなたのわがままに付き合ってやろう。それでそなたのやりたい事とは?」
そうして私は自分の歩みたかった人生を伝えるために、再び口を開いた。
端的に、でも言いたい事はハッキリと。
就活のために勉強してきたことがここで役に立つのんて、一体誰が想像しただろう。
肩に入っていた力を抜きながら、私は一つ一つ想いを口にする。
「私は誰か人のためになるような、そして自分が成長していけるような企業を探し求めて、今まで色々な就活してきました」
面接練習もこれでもかってくらいに練習してきたし、色々な事に興味を持って一日一日を無駄にしないように生きてきた。
全てはこれからの人生のために。
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