家族の想い愛…!なんちゃって。

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そんなカリントゥ村長を落ち着かせるように、マンシュくんが割って入ってくる。 「ありがとう、リカ。俺、リカに気持ちぶつけてなかったら……きっとこんないい結果には、なってなかっただろうなって思う」 真剣な瞳で私をじっと見つめてくるマンシュくんと同じ目線になるように、私はその場で屈んだ。 「そんなことないよ。マンシュくんが行動しなかったら、そもそも私達は出会うこともなかったかもしれないんだから」 「ううん。リカの力だよ。人のために何かしようとするその不思議な、幸せの力のお陰。俺もリカみたいにみんなの幸せを考えられるような立派な村長になる!!」 元気なその笑顔に私も元気を貰い、嬉しい気持ちでいっぱいになった。 「私も、これからもっともっとこの世界を良くするために精一杯頑張るね!」 「うん!また遊びに来てよ!」 「ありがとう」 キサギが先に魔法陣の中へ入り、そっと手を差し伸ばされその手を掴む。 そのまま淡い光が私達を包み込むと、ゆっくりとマンシュくん達の姿が歪んでいく。 そして一つ手を振ると、光の中に消えていった。
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