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するとゴゴゴ……と低い地響きのような音が響き渡り、なんだなんだと辺りを見渡していると綺麗な青空がゆっくりと霧のように消えていく。
不思議なこの光景を眺めていると、いつの間にか見知らぬ部屋の一角に自分が立っていることに気づいた。
部屋の中には物は一切置かれていないが、床にはびっしりと円やら読めない文字達が規則正しく描かれていた。
「えっ、え?」
「さあ、ゆっくりと話しをしたい。奥の応接間に向かおうか」
そう言ってダンディー男性が現れてきたであろう、ごく普通の扉に向かって歩き出したダンディーな男性の腕を神様がガッシリと掴んだ。
「アルバルト、次の報酬は高めに付けてもらうからな」
「ご希望に沿った転生者を選定すると約束しよう。というか、今回ランダム選定がいいと言ったのは君だろう?」
「ふん。では、これにて失礼する!」
そう言って神様は眩しい光に包まれたかと思うと、一瞬にして姿を消した。
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