株式会社 異世界転生スローライフ

本日、死にました。

ここは一体どこだというの？なんで神様消えちゃった？？

と言うか、神様消えちゃったら……私どうやって生まれ変わるって言うの？

疑問だらけのこの状況に私はアルバルトと呼ばれた、ダンディーな男性に目付きを鋭くすることしかできない。

「慌ただしくしてしまって、すまないね。彼女が怒るのも無理はないが……ここは私も手放したくないのだよ」

「……」

「混乱しているだろう。全て説明するから、応接間まで着いてきてくれるかね？」

神様がいなくなってしまった以上、ここでこの場の状況を一番理解出来ているのはアルバルトさんしかいない。

それを変えることができないことから、ここは大人しくこの人に着いていくしか方法はなさそうだ。

渋々というように小さく頷き私は不思議なこの空間を歩き出し、理解するための情報を得るために動き出した。