新しい生活のはじまりはじまり〜!!

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「今日はありがとうございました」 寮まで送ってもらう頃にはとっぷり日が沈み、星が瞬き始めていた。 「いえいえ!私も楽しかったです。ではまた明日」 カルネさんは自宅があるらしく、寮での生活はしていないため家に帰るということだった。 一気に仲良くなれた職場の先輩の可愛い笑顔に癒されつつ、私はカルネさんの後ろ姿が見えなくなるまでその後ろ姿に手を振り続けた。 その姿が見えなくなり、私はポカポカした気持ちのまま寮の中へと入った。 新しい生活空間に少し違和感はあるものの、ここが受け入れてくれるという事に嬉しさが後からやってきた。 お手伝いさんの姿もまだ見えないし、買ってもらった荷物を部屋に置いてお風呂先に入らせてもらおう。 明日は気合いを入れて仕事をたくさん覚えなきゃ。 軽い足取りで自分の部屋に行き、荷物をとりあえず1箇所にまとめて置く。 その荷物の中から下着類をパパっと取り出し、昼間案内してもらったお風呂場へと足を急がせた。
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