株式会社 異世界転生スローライフ

新しい生活のはじまりはじまり〜！！

異世界のお風呂はどんな感じなんだろう。

お風呂場の場所だけ教えてもらっただけで、中はちゃんと見ていない。

全てが新鮮すぎて、お風呂すら楽しみになっている自分に正直驚いた。

異世界転生なんてあるはずもなくそもそも信じてもいない、ファンタジーな物語に存在するものだと思っていたのに。

それをいとも簡単に飲み込んで、この生活に馴染もうとしている。

どれだけ能天気なんだろうと、自分の知らない性格を知り呆れもする。

まあ、新しい世界だし新しい自分になるのも悪くないか。

お風呂に入って自分の性格やらなんやらのそこら辺も綺麗さっぱり考えを流そうではないか！

「お風呂〜！」

お風呂場に続く扉を開けて、ご対面するべくその名を呼んだ。