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芙蓉の雄は、自分の雄と比べてはるかに可愛らしく、下生えも遠慮気味で、自分のものとは大違いだった。 視線を感じた芙蓉は恥ずかしそうに太腿で雄を隠そうとする。 明慶は思わず、その太腿をグッと掴んで力任せに割開いてしまった。 優しくしたいと思うのに、羞恥にまみれた芙蓉を見るとまるで漏れ出る色香がそうしろと言わんばかりに聞こえてしまうから。 「―――あっ!」 力の強さに驚いたのか、強引さに驚いたのか、はたまた両方なのか・・・ 芙蓉は目を真ん丸に開き、赤く染まった頬はより一層朱に染まる。 欲情的すぎるその仕草は、明慶のかすかに残る理性を崩すには十分なほどの起爆剤になる。 ――――あぁ・・・もう止められない。 明慶はかたく目を閉じ、自分の底に眠る獰猛な雄が目を覚ますのを感じた。 控えめな芙蓉の雄からはトロトロと透明な液体が流れ始めている。 明慶はそれから香る甘い匂いにつられるかのように、クンクンと香りを堪能する。 「あっ、やっ、ダメっ!」 明慶の雄丸出しの行為に芙蓉は顔をより赤らめて、恥部を隠そうとする その手を優しく阻止し、なおも控えめな雄に顔を近づける 鼻先が触れるほどに近づくと、甘い蜜を吸うようにべろりと舐め上げた。 「あっ、やぁぁっ!!」 ビクンビクンと震える芙蓉自身と、小さな雄。 口の中に雄独特の味が広がるのに、甘いと感じてしまう。 味を確かめる様に、ベロリ、ベロリと舐め上げるたびに、嬌声が上がり、とろとろの蜜があふれ出てくる。 「あぁっ、そんなっ、そんなことっ・・・あっ、あぁんっ」 芙蓉は自分でも処理などしたことがないため、明慶の舌の感覚に翻弄される 生暖かい、肉厚の舌が、自分の恥部を舐め上げついには温かい口内へと含まれてしまった。 上唇と下唇の挟まれ、舌が裏筋を丹念にいじる 閉じてしまいたい口からは、鼻にかかった甘い鳴き声が延々と漏れ出てしまう 腰の奥からジワリジワリと得体のしれない感覚が迫ってきて、勝手に腰が揺れてしまうのも止めることは出来ない。 「はぁっ、はぁっ、あぁっ、ま、まって、あ、なんかっ、あぁんっ」 このままではいけない事になってしまう、そう思って、必死に止めてもらおうと思うのだが自分の身体が言う事をきかない。 明慶の上下運動がスピードをあげ、芙蓉の迫りくる感覚もどんどん大きくなってくる。頭の中が次第に白く霧に覆われ始める。 「―――んあぁぁっ!やぁっっ!!」 身体が激しく波打つとともに、自分の雄から吐き出された感覚も分かった。
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