1044人が本棚に入れています
本棚に追加
/265ページ
明慶の大きな雄を大事そうに両手で持つ芙蓉の姿は、この上なく興奮を呼び起こす。
背徳感というべきか、罪悪感というべきか、とにかく物凄くいけない事をしているきになってくる。
「・・・大きい。」
ほぅ、とため息を吐くように零された言葉は、吐息と共に雄に響く
それだけでまたグンと質量を増してしまった。
誘われるように大きな雄を口に含むのだが、想像以上の大きさで納める事も困難に感じた。目いっぱい口を開き迎え入れようと思うのだが、如何せん大きすぎて口の端が痺れてくる。
「無理しなくていい、お前にこんなことさせたくない。」
頭上から声が降ってきて、動きを止めようとするのだが、芙蓉としては同じように気持ちよくなって欲しかった。
身体の奥から痺れる様な、底から沸き起こるような快感を受け取って欲しかった。
「・・・ゴホッ!だ、大丈夫です、明慶様にも気持ちよくなって欲しいん
です!」
見上げれば極上のいい男が切なそうに眉間に皺をよせ、芙蓉の頬を大きな両手で挟み込み顔を押しのけようとしている。
離されてなるものかと、グイっと顔をよせまた口内へと招き入れようとする
自分以外のものなど見たことがなかった芙蓉にとっては、驚きの連続なのだが
明慶のものだと思うと、不思議な事に嫌悪感など一切感じない
むしろ愛おしさすらかんじてしまい、自分のその心に戸惑うばかりだ。
笠の部分をペロリ、ペロリと舐め、まるでデザートのアイスクリームを堪能しているかのように舌で味わう。
先を尖らせ、笠にある穴を集中していじると、雄はピクピクと反応し喜んでいるようだった。
冠の部分の括れはしっかりとえらが張っていて男らしい
自分のつるんとした雄とは全く違うえらの張り方はまじまじと見てしまう
舌を這わせると、明慶の口から吐息の様な音が漏れる
その声は甘くて芙蓉の身体の奥の何かを刺激する
雄々しいものと戯れていると、優しく頭を撫でられ、それが嬉しくて気持ちよくて、もっと戯れたくなる。
「芙蓉、もう俺が我慢できない。」
明慶にそう言われ、両脇の下に手を入れられ膝まついていた態勢からベットの脇に座らされ、そのまま押し倒された。
眼前には極上のいい男が瞳を金色に輝かせ、飛び掛からんとしている。
明慶でなければきっと恐ろしくて、思いっきり拒否していただろう
この甘い香りに引き寄せられてしまう事がなければ自分は一生誰とも過ごさないと決めていたぐらいだったから。
金色の瞳を持つ極上のいい男が甘くて優しいキスを落とし始めた
最初のコメントを投稿しよう!