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唾液の混ざり合う音が寝室の響いている様にさえ感じる。 自分の神経が研ぎ澄まされ、どんな反応も見逃すまいとしている 明慶は、芙蓉の滑らかな肌を撫で、目的の場所に向かおうとする。 まだ誰も開いたことのない秘密の場所、自分だけが開くことのできる場所。 可愛らしい双丘を大きな手で割開き、そこに見える小さくて赤い蕾を確認すると、既にそこは明慶を誘う様な蜜がたらりと垂れている。 その香りは濃密で頭の中の全てを壊してしまうそうなほど甘い。 吸い寄せられるように蕾に挨拶のキスをすると、小さな声が漏れる。 痛いほど張り詰めた自身が、早く収まりたいというのだがまだ我慢だ。 ゴツゴツとした武骨な指を一本ゆっくりと入れていく 「―――っんあぁ!」 脳が痺れる、自分の指を食いちぎらんばかりにキュウキュウに締めてくる内部 の感覚に明慶は息をのむ。 先ほどまでの愛撫で孔までトロトロになっているらしかったが、もっと柔らかく、もっとグズグズに溶かしてしまいたい。 二本目の指を入れ、快感を与えられる場所を探す。 初めて触る身体なのに、何故だか手に取るようにわかってしまう。 目的地はすぐそこだと、脳内の何かが教えてくれる 「―――やっ!あぁっ・・」 指にあたるコリっとしたものを見つけて、優しく触れると、芙蓉は身体を震わせて反応した。 「見つけたよ、芙蓉。」 耳元でそういえば、うっとりとした表情の芙蓉は快感の波に揺られたままになっている 芙蓉の中はウネウネとうねり、明慶の指にピタリと吸い付いて離れようとしない。内壁は熱く明慶の指を溶かしそうなほどだ。 嬌声はやむことがなく、孔からはくちゅくちゅと淫らな音が鳴り続ける。 始めはキチキチに咥えこんでいた指も今では根元まですっぽりと飲み込んでいた。 十分にほぐれたことを知らせる様に、芙蓉の腰がゆらゆらと揺れる 潤んだ瞳でこちら見る彼は壮絶なまでに艶麗で、明慶は軽いめまいを起こしそうになる。 ぽってりと熟れて赤くなった唇に、ちゅっと軽くキスをし、彼の太腿を持ち上げ、とろとろの孔にピタリと肉棒をあてる。 瞬間芙蓉はびくりと身体を揺らしたが、熱を持った瞳は早くくれと言っている様に蕩けていた。 優しく、ゆっくり・・・ そう決めていたはずなのに、いざ先からゆっくりと侵入するとその考えが崩れ去りそうになる。 芙蓉の中は明慶の雄を愛おしがるようにうねり、全てを吸い出されてしまいそうなほど絡みつき締めてくる。 パンパンに張り詰めた明慶の雄にはとてつもない快感ですぐにでも終わりをむかえてしまう。 まだやっと冠が入った所だというのに! よーい、ドン!ですぐゴール!!世界記録更新!なんて嫌だ。 明慶は奥歯をかみしめ、狭い通路を抜き差ししながら突き進む。 「あっ、お、おっきぃ・・・あぁんっ。」 ――そういう嬉しくなることを言わないで欲しい、いや、とっても嬉しいのだ 自分のもので喜ばせている、快感を与えているなんて男として最高の誉め言葉だ。でも、今はそれを言っちゃいけない。 パンパンに膨張しているアキちゃんが今にも暴走してしまいそうになってしまう! 眉間に皺を寄せ、明慶の背中に爪をたてる芙蓉の姿は形容し難いほどの美しさを漂わせる。 結合部からは厭らしい水音が控えめに聞こえる、腰を動かす度ににちゅにちゅと芙蓉の快感を知らせてくる。 目で確認して、耳でも感じて・・・ 胴の部分がすっぽり収まった頃、いい所を掠めていったのだろう、芙蓉の身体がビクンっと震え彼の可愛らしい雄から蜜が流れ出た。 「あっ、あぁっ、うんっ」 飲みきれない唾液が頬を伝うさまは、そこまで感じてくれているのかとこちらにきっちりとわからせてくれ、明慶の中の雄が暴れ狂いそうになる 軽い絶頂に導かれた芙蓉の中は、しきりに明慶に絡みつき締めてくる。 ふてぶてしくも中に納まる明慶の雄の感触を腹を撫でて確かめる仕草を見せ 「あぁ・・・こんなところに。明慶様がいらっしゃるんですね。」 うっとりとした表情で少し笑みを浮かべる芙蓉、彼にとっては感想を言っただけのことなのだろうが、明慶的には完全に煽られているとしか思えない。 ねっとりとした腰遣いで、中をかき回すように前後運動を始める 始めは浅い所を入念に可愛がることにした、でも時々彼が感じてしまう突起にこする付けることも忘れない。 「やっ、ああんっ!っ、そこっ、ダメです!やっ!んっ」 口ではだめだと言っても身体は、中はひどく喜んでいる。 こすれる度に、キュウっと締め付けてくるのだから。
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