クレイブンの魔法使い

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スープを温め終えた頃に彼女のシャワーの音が止んだ。 僕はもらって帰ったパンを籐の籠に入れてテーブルの上に置く。 そして不揃いの皿に温めたスープを入れ、テーブルに置いた。 「気持ち良かった」 彼女がシャワールームから出て来た。 その姿に僕は驚く。 彼女はタオルで髪を拭きながら全裸で僕の前に現れたからだ。 な、何をしてるの…。 服を着てから出て来いよ…。 僕は慌ててもう一枚出して置いたタオルで彼女の身体を隠した。 それでも僕の脳裏には彼女の細く白い身体と薄い陰毛、まだ薄っぺらい胸が焼きついた。 僕は自分の理性ってヤツが何処まで機能するのか、不安になった。
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