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とけて
君と溶けて一つになりたい
失った時を取り戻して
再び俺たちはであうんだ
些細な過ちだって
大きな事故だって
君と溶け合って一つになれば
なんだって癒してくれる
君と溶けて一つになりたい
長く艶のある黒髪は
なくなってしまって
未来に置いてきたけれど
きっと溶け合って一つになれば
自分自身だってきづくだろう
君がとけて流れていく
思い出せるかい
ついこのあいだのことのなのに
俺がとけて旅に出る
西部劇のタンブルウィードみたいじゃないか
どこにたどり着けばいいんだ
君ととけて一つになりたい
クリムゾンレーキのような血潮と
ビリジアンのような人影が
君の歌の中で混ざり合うんだ
互いの優しさが一つに溶け合って
わがままの一つも愛せるだろう
混ざり合う俺たちには
鈍い光が当たって
ようやく輝いている星みたいに
次々と変わっていくんだ
永遠に混ざり合いながら
一つとしてないものに
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