641人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ
気持ちいい感触に身を委ねながら、瞼を閉じる。
康介さんのキスは顔から首筋へ鎖骨へと降りていき、胸の頂きにたどり着く。触れるか触れないかのギリギリのソフトなタッチ。
全身を撫でる手の動きはとても丁寧で愛情がたくさんこもってる。
眠りの波間から徐々に込み上げてくる熱。
「……ん~、こうすけはん……すき……」
優しいのと、熱いの。両方の感触を受けながら深く呼吸すると、それは止まらなくなる。僕の呼吸はすっかり熱を帯び、静かで真っ暗な中に康介さんのたてるリップ音と共に響いてる。
舌先で頂きをコロコロ刺激され、同時にゆるく扱かれる。腰が僅かにうねってしまう。
「大好きだよ」
「うん……んっ」
康介さんはそう言いながら頭を下げていく。口内にすっぽり包まれ、気持ちよさに腰がワナワナと震え泣きそうな気分になった。
体の奥に忍び込む指。数回出し入れするだけで、そこがじんわりと熱うなっていくのを感じる。クウッとそこに力が入る。僕の体を気遣い、康介さんが使う潤滑油みたいなののせいや。
「あ……う、はう……」
そう、これを使われたら、僕は凄く乱れてもおて、途中からわけがわからんくなってしまう。もっとゆっくり康介さんを感じていたいのに。
「いれるよ」
康介さんが起き上がり、僕の膝を抱えた。
「はあう、うん」
頷いたら、ゆっくりしっかり入ってくる体積。僕がイかないよう根元を優しく押さえつけたまま、康介さんにあっこを丹念に擦られる。
最初のコメントを投稿しよう!