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この日、都の喫茶店でアルバイトをしていると博己と大三郎がやって来た。
喫茶店は、すっかり溜まり場になっていた。
「やっほー♪」と言いながらお店に入ると、いつものリーゼントヘアではなく髪の毛を下ろしていた。
その姿は都そっくりだったと同時に、ひらめくと「これだっ!」と言い、メモを取り始めると都を呼んだ。
「どうしたの?」と階段を降りながら言うと、博己の姿にビックリした。
「お兄ちゃん、どうしたの?」|と言い、まじまじと博己を見た。博己は「たまには髪の毛を労らないとね♪それにうちのこと、"お姉ちゃん"だからね?頼むよ♪みやちゃん♪」と笑いながらツッコミを入れた。
司は大きく深呼吸をし、先程の提案を話した。
要は、都と博己を入れ替えると言った作戦だった。
本当はいち早く懲らしめたかったが、また一ヶ月後に美術の授業があるからそのときに都になりすまして授業を受けて鉄斎を加えると言うと、博己が「おっ♪何だか楽しそう♪それに初のスカートだ♪」と乗り気になってる一方で都がどんよりした顔で「お兄ちゃん…思いの外、ドが付くほどのドMで変態だよ?」と言うと「みやちゃん、コイツもドが付くほどのドSだから安心しな」と大三郎が笑いながら教えてくれた。
司は確かに今までのタイマンで、 霧山以上にいたぶって楽しんでいたなぁと思い出していた。
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