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三人は駅長室に通され、女生徒は若い駅員の男性に事情を説明した。 司はずっと黙って目を瞑りながら、立っていた。 すると先程の若い駅員の男性が、司の元へとやってきて「ご協力、ありがとうございます!」と言い、サラリーマン風の男性に近付くと「あの女子学生に、痴漢したよな?」と言うと、先程の態度とは打って変わって一気に崩れ落ちながら泣きはじめた。 他の駅員が司と女子学生の元へとやってきて「気をつけて、学校へ行くんだよ」と言い、去っていった。
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