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食事をしながら、他愛もない話をし
少しは打ち解けてくれたかな?
はじめはぎこちなかった『絢人さん』もスムーズに呼んでくれるようになった
よし!
「由紀乃くん...。」
「なんですか?絢人さん」
「前に俺の秘書にならないかって話したことあったよね?」
「あ、はい...」
「あの話...考えてみてくれないか?」
「でも...まだ私は...」
「そうか...」
「あの...社長?どうして私を秘書にしたいと?」
「...あぁ...それは...」
小頚を傾げ、俺を見つめる由紀乃を見ると
もう...ゆっくり時間をかけてなんか...
いられない...
勇気を出して...
「俺...俺は、君を初めて見た時から気になって...」
「え...?」
「ひとめぼれなんだ...由紀乃...」
「あ...絢人さん...」
「君が好きなんだ!」
「...(///ω///)...あり...がとう...ございます」
「え?」
「私も...社長が...絢人さんが...好きです.........」
「え?由紀乃?」
「はい。」
「本当に?」
「はい...」
「じゃあ...秘書に...」
「社長!それはダメです!」
「へ?」
「そんな公私混同はダメです!」
「由紀乃...君まで仲村と同じことを...」
「フフフ...仲村課長もそうおっしゃったんですか?え...え?仲村課長は絢人さんのお気持ちをご存じなんですか?」
「あぁ、君を秘書にしたいと頼んだが、公私混同だと諭された」
「いやぁ...仲村課長に...え?だから、今日の伝言も?」
「そうだ」
「え~」
百面相のようにコロコロと表情をかえる由紀乃が可愛くて仕方ない
「由紀乃...」
「はい...」
「ちゃんと言うよ...俺と付き合ってくれないか?」
「はい。よろしくお願いします」
「はぁ~。緊張した...由紀乃は可愛いから他のヤツらにちょっかい出されやしないかと...毎日気が気でなかった」
「そんな...(///ω///)」
由紀乃の座る席の後ろに回り
後ろから抱き締める
「由紀乃...ありがとう」
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