俺様

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「失礼致します」 「あ、仲村か......ちょっと相談が」 「え?」 「なんだ?」 「いえ、社長が私に相談とか...」 「したことなかったか?まぁいい。」 俺はデスクからソファへと移動して 仲村にも座るように則す 「なにか...今朝から社長少しお考えのこととかございますか?」 「ん?なぜ...」 「いえなんとなくですが...」 もう隠しても仕方ない 「実は......」 眞鍋由紀乃を見た瞬間、ひとめぼれをしたことを正直に話した 「え?社長が...眞鍋にですか?」 「そうなんだ。しかし、どうすればいいのかがわからん。でも、眞鍋くんを手許に置きたい...。仲村、どうすればいい?」 「そうですね...。社長のお気持ちもわからなくはないですが、彼女を社長秘書にするのはどうかと思います」 「何故だ?」 「彼女はまだ新人です。まだまだ勉強することが沢山あります。」 「はぁ...そうだな。」 肩を落とし、項垂れる俺を見て 仲村は頬笑みながら 「秘書として社長には意見などと思いますが、学生の頃から存じ上げる絢人坊っちゃんへのアドバイスとして...クスクス...」 「...仲村さん...」 「眞鍋を社長付き秘書にするなど、思いっきり公私混同ですよ? まずは、あまり焦らず、ゆっくりと眞鍋と向き合ってみてはいかがですか?」 「そうだね仲村さん...ありがとう」 「では仕事がございますので、失礼致します」 「ん...」 そうか...そうだな
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