男と女

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椎野さんは私のマンションに 行く途中でコンビニにより、 アクエリアスやゼリー、 レトルトパウチのお粥などを 沢山買ってきてくれた。 「こんな……、すいません。」 「君は謝ってばかりだね…。」 「そうですかね……。」 「君は僕の何だい?」 私は、貴方の……。 なんだろう?恋人じゃない、ならセフレ? いや、違う、私にとっては愛する人だ。 でも貴方の何かは分からない。 「関係性ですか?」 「難しいことを言うね。 僕の事をどう思ってる?」 決まってる。 「愛しています。」 「僕も同じだよ。 だから、心配もするし、 してあげたい事も沢山あるんだ、 分かるかい?」 本当かな…? 貴方には大切な家庭があるじゃない。 その人達にそれを言えますか…? どんより雲が近ずいてきて、 マンションがみえる。 「少し寄っていってもいかい?」 酷い人……。 寄っていくって意味は、 セックスするって隠語だよね……? 病院帰りの私を貴方は抱くのね。
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