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『ごめんなさい、
今日は調子が悪くて行けません。』
とだけ送っておいた。
どうせ来てくれないでしょう……？
『又お誘いしますね、お大事に。』
それだけ、それだけ……。
カップルなら、こんな時、
大丈夫？何か持っていこうか？
そんな会話になるよね。
情けないや…出勤ラッシュの花壇で泣いて、
何やってるんだろう。
「相良さん？」
向いた先には、会社の後輩の子がいた。
「下井くん、おはよう……。」
「ど、どうしたんですか？！」
「体調が悪くて、ちょっと休んでたの。」
「いやいや、こんな所で座りこむなんて
ちょっと体調悪い位じゃないですよ！」
「休んでから、出勤しようかなって…。」
「今日は休んだほうが良いです！
俺が会社には報告しときますんで。」
「下井くん、ごめんね、ありがとう……。」
下井くんはタクシーを呼んでくれて、
私はかかりつけの病院に行く事にした。
気分の悪い時というのは、色んな匂い、
タクシーの室内の匂いすら気になる……。
何度か吐き気がしたけど耐えた。
病院に着くなり、ふらつきが出て、
タクシーの運転手さんにお世話になり、
病院のベッドに寝かせてもらった。
タクシーの運転手さんは代金は後で良いからと
名刺を置いて帰っていく。
申し訳ない事をしてしまった……。
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