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みんな変わってしまうんだ…。
それは高校に上がった時の話、私には付き合ってる人がいました。彼は私よりも賢くて、高校では離れ離れになってしまい、少し寂しい日々が続いていました。
でも、夜にはちゃんと電話して、休みの日は会える日は会うようにしていました。
そんな日々が続く中、夏休み、冬休みが過ぎ春休みが過ぎ……、1年が経ちました。彼は陸上部で、全国大会はもうすぐ、はじめはあまり邪魔にならないようお互いに気をつけていました。でも次第に寂しささは増していくばかり。やがて私は、彼に寂しいことを言ってしまいました。もちろんこんな長い付き合いなので私の考えは多方わかっていた見たいです。ごめん……でも、もうすぐまた、いつもみたいに、休みの日は会えるようになるから、そう言って私を慰めてくれました。それから私は考えたのです。合わないんじゃなくて、彼の応援をしようと。彼が自主練する時は必ずついて行きました。それからずっと応援してました。どんな日も、飽きずにあなたのことを見ていました。飽きるはずのないその好きな人の頑張り、それだけで何だか幸せでした。
それから本番、見事優勝を果たしたのは誰でもない、自慢の彼でした。でも今度は受験で忙しいと、そう言って。彼の話を聞き、同じ大学を目指すと、そう私は決意しました。
そんな彼は、今度は私を応援してくれました。画面の向こうから聞こえる彼の鉛筆の音、違う場所なのに、隣に居るみたいに……。
大学に入ったら何する?なんて聞いてみました。そんな話をして、やりたいことを2人で書いた紙を見えやすい位置に貼り私達は頑張りあった。
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