28人が本棚に入れています
本棚に追加
ソファからようやく立ち上がりヒカルは、テーブルに置かれた三億円のネックレスを眺めた。
「それは預かっておく。その代わり、あんたが、あの一般人に振られたら」
ヒカルをじっと見る大乗。
「観念して俺と結婚しろ」
「……貴方と結婚?」
「あの一般人の事を信じてるんだろ? なら、問題ないよな? 俺と結婚するはめにもならない。だろ?」
「……」
ヒカルは答えに詰まっていた。
ーーー主任は、私を変わらず好きと言ってくれるだろうか? それとも……
最初のコメントを投稿しよう!