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春彦「あれ…倉田さんじゃ…倉田さんは隼人と付き合ってたんじゃ…」
美穂「阿部君は知らなかったわよね。倉田さんも小、中、私や田中君と同じなのよ。だから、斎藤君との事相談でもするんじゃないかな。」
春彦「へぇ…。」
ピコン！
春彦「あ、メール…郁美ちゃんからだ…って…えぇ！？」
美穂「あ、阿部君！？どうしたの！？」
春彦「こ、これ…」
添付されていたのは、ゲーセンでの隼人と奈津の２ショットだった。
美穂「…ちょ、ちょっと待って…どういう事！？田中君と柊さんが付き合ってるかも疑惑…で、斎藤君と倉田さんが付き合ってるのよね？」
春彦「まぁ…でも…それがどうして…隼人と柊が一緒で…今、智と倉田さんが一緒…」
美穂「阿部君！どういう事なのこれは！」
春彦「俺もわかんないですよ！……でも、智と柊の仲を考えてばかりいたけど、逆に俺達にとっても、希望の光になるかもしれない…」
美穂「そ…そうね…逆に考えると、まだ全員にそれぞれチャンスがあるという事よね…。」
２人は堅く手を握った。
廉はその瞬間を見逃さなかった。
廉（やっぱり…田頭さんは春彦が……ガクッ）
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