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奈津「それにしてもさっきの智凄い顔してたよ?莉里ちゃんが、驚くのはわかるけど、智まであんなならなくてもいいのに。」
智「そりゃ驚くだろ…。彼氏まで案内したら、浮気紛いの状況だったんだから…。しかも1番想定外の奈津が居たわけだし。」
奈津「そっか。そうだよね…。」
智「奈津?」
奈津「ううん。何でもない。で、田頭さんの件、私にくらい話してよ。」
智「んー…正直言いにくい…」
奈津「どうして?まさか田頭さんが智に告白するわけじゃないし、そんな隠す内容?」
智(ギク…)
奈津「え…な、何?まさかホントに…?」
智は頷いた。
奈津「じょ、冗談でしょ!?だって田頭さんだよ!?」
智「俺も信じられないよ。罰ゲームかなんか?って本人に聞き返したくらいだもん。」
奈津「それはさすがに失礼よ…。で、OKしたの?断ったの?」
智「ずっと同じ学校だけどさ、あんまり接点無いんだよね。クラスも数える程しか一緒なってないし。だから、イキナリ付き合うとかは断ったよ。まぁ友達からならって、ID交換はしたけど…。」
奈津「……田頭さんとかアンタには勿体なさすぎるでしょ…何で断るのよ!」
智「なこと言われても…それに、まさにそこなんだよ。俺とじゃどう考えても釣り合わないだろ?だからさ。とは言え、彼女つーか俺もそろそろ欲しいけどさ。」
奈津「そ…そうなんだ…」
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