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「違うわ。ここに置いておくやつ」
「は?何で」
「何でって、こっちが何でだわ。俺の私物がここにあったら、いけませんか」
「あ、あぁ。いや。そういうわけではなくて。えっと、だ、大歓迎です」
「大歓迎ってなんだよ。小山内は極端なんだよ」と笑いながら、彼も食器を運んで来る。
二人で食事をしても、旭が片付けをすることが当たり前のようには、彼はしない。
先に寛ぎ始めても、旭が動くと必ず手伝ってくれる。
自然にそうしてくれることが、もしかすると付き合い始めて、一番嬉しかったことかも知れない。
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