1 刺激

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「すみませんね。何かいちいち、正解がどれなのか分からなくて」 「正解なんてない。素直に言えばいいんだよ。な……旭」 そう言うと彼は、後ろから旭を包み込み、しな垂れる。 その片付けあとでもいいんじゃね?と囁き、首筋に唇を寄せた。 ずるい。 彼はこういう時だけは、旭、と下の名で呼ぶ。 花村の吐息が耳元に届くと、旭の胸は段々と大きな音を立て始めた。
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