お仕置き

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 舐める?  ここを?  『大人のコマンド』を教えてくれる、というのは、つまりこういうことだった。  一瞬身体が怯んだけれど……これは、朝比から与えられた命令(コマンド)だ。Subの本能がコマンドに抗えるわけもなく、或斗は恐る恐るソコに顔を寄せて、キスをするように先に唇をちゅっと当ててみる。  まだ柔らかかったソコが、それに合わせてひくりと動いた。  それから舌先で丁寧に舐め上げると、段々と太く固く形を変えて……、それは或斗の口腔へと捻じ込まれていく。  突然の、そして初めての行為に驚いて、「んぐっ……」と声が漏れた。  苦しさと恐怖を目で朝比に訴えようと顔をあげると……朝比の瞳がうっすらと開き、その視線がぶつかりあう。 「……ッーー~~!」  その瞬間、開眼された朝比の瞳から放たれるグレアに飲み込まれ……  或斗の全身は甘くとろけて、もう何も考えられなくなってしまうのだった。
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