1174人が本棚に入れています
本棚に追加
舐める?
ここを?
『大人のコマンド』を教えてくれる、というのは、つまりこういうことだった。
一瞬身体が怯んだけれど……これは、朝比から与えられた命令だ。Subの本能がコマンドに抗えるわけもなく、或斗は恐る恐るソコに顔を寄せて、キスをするように先に唇をちゅっと当ててみる。
まだ柔らかかったソコが、それに合わせてひくりと動いた。
それから舌先で丁寧に舐め上げると、段々と太く固く形を変えて……、それは或斗の口腔へと捻じ込まれていく。
突然の、そして初めての行為に驚いて、「んぐっ……」と声が漏れた。
苦しさと恐怖を目で朝比に訴えようと顔をあげると……朝比の瞳がうっすらと開き、その視線がぶつかりあう。
「……ッーー~~!」
その瞬間、開眼された朝比の瞳から放たれるグレアに飲み込まれ……
或斗の全身は甘くとろけて、もう何も考えられなくなってしまうのだった。
最初のコメントを投稿しよう!