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暗闇の中とはいえ、曇りガラスの向こう側は明るい。
その明るさに照らされた小さなお尻は、身体の震えに合わせてプルプルとしていた。
「お仕置きと言えば、お尻叩きっちゃね」
そう言った朝比の右手が、或斗の尻を撫でた。
ぞわぞわーーっと快感が背を走って、全身がビクビクと跳ねる。
もう片方の手も同じように尻を這って……生地をこねるように、むにむにと揉まれていく。
「ひゃあっ、あっ、やだっ!」
「或斗、Shush.そげん甘か声出して、隣の部屋のお客さんに聞かれとーないやろ?」
「んっ……ンぅぅ……!!」
或斗の唇がキュッと閉じられたのを確認して、朝比は撫でまわしていた尻を一度、パンッと叩いた。軽く乾いた良い音が部屋中に響く。
「ひぅっ……!」
パンッ、
と、もう一度お尻に衝撃が与えられて、喉奥で悲鳴が掠れた。
お尻の表面がピリピリとして痛い。どんどん熱を持ち、熱くなっていくような感覚だった。
痛みに耐えながら、声も漏らさぬよう必死に口を閉じ、上半身を固く丸めて、次の衝撃に身構える。
朝比は、自分の発したコマンドを忠実に守る子どもの背を、細いキツネ目でうっとりと見つめ……
「或斗がオレん事しか考えられんくなるよーに、躾けてあげるけん、逃げんなや」
3発目の仕置きを、小さな尻に打ち込んだ。
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