微S執事と僕の日々3

10/74
前へ
/74ページ
次へ
 ぶどうがたくさん、夕食のデザートに出た。  暁斗にも分けてあげよう、と昴は執事の間を目指す。  大好きなぶどうは、以前なら全部独り占めして食べていたところだ。  それを、愛しい人に分けてあげようというのだ。 「なんて出来た恋人なんだろう、僕って」  浮き浮きとした足取りで、暁斗を訪ねた。
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

104人が本棚に入れています
本棚に追加