微S執事と僕の日々3

18/74
前へ
/74ページ
次へ
 その返事にうなずいた暁斗は、さっさとテーブルにパンや酒、アーティチョークやムスカリのオイル漬けを並べてゆく。  好きか、だなんて。  好きに決まってるじゃないか。  ことさら確かめるように訊いてきた暁斗を、不思議に思った。  時々、何を考えているのか解からなくなるのが暁斗だ。  そこもまた、惚れた弱みで神秘的に見えてしまうのだが。  
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

104人が本棚に入れています
本棚に追加